「ブルーダイヤモンドの秘密」ブルーダイヤモンドはご存知ですか?キラキラと吸い込まれるような青色に光るダイヤモンドを一度は目にしたことがあるのでしょうか?実は、このブルーダイヤモンド、とっても謎が深いダイヤモンドなんです。今回は、ブルーダイヤモンドの秘密や希少性などについて解説していきたいと思います。
目次
1. 世界で最も有名な宝石
ブルーダイヤモンドが世界で最も有名な宝石だと言われるのにはいくつかの理由があり、希少性・美しさ・歴史的背景・高い市場価値・科学的興味・文化的影響(社会的)などが挙げられます。
希少性や歴史的背景については後ほど解説していきますので、こちらでは「ブルーダイヤモンドの美しさ」についてお話ししていきたいと思います。
ブルーダイヤモンドの美しい青色は、結晶構造にボロンが微量に含まれることで生じるとされており、とても鮮やかで他の宝石にはない独特の魅力があると言われています。
特にファンシーヴィヴィッドブルーのような濃い青色は、吸い込まれるようなその美しさと輝きで多くの人々を魅了してきました。そして、同じブルーでも様々な色合いがあり、淡い青色のファンシーライトブルーから濃い青色のファンシーディープブルーまでそれぞれが異なる魅力を持っています。
また、高品質のブルーダイヤモンドはインクルージョン(内部の不純物)が少なく、透明度が高いため、光がダイヤモンド内部を透過しやすくなり、美しい輝きを引き出します。高級ジュエリーに使用されることが多く、そのデザインやクラフトマンシップも美しさを引き立てており、リング・ネックレス・ピアスなどのさまざまなジュエリーにセットされたブルーダイヤモンドは、芸術作品としての価値も持っています。
このようにブルーダイヤモンドが世界で最も有名だと言われる理由には、見た目の美しさだけではなく、希少性や独特な特徴などの要素が組み合わさることで愛され特別な存在とされているのです。
カラーダイヤモンドについてはこちらをご覧ください「BRIGHT & BREEZYのカラフルコレクション」
2. ブルーダイヤモンドの希少性
天然ダイヤモンドは地球の深部で高温高圧の環境下で形成されるのですが、ブルーダイヤモンドが生成される条件はさらに特殊で、特定の地質条件が必要とされています。
産出地域は、有名なホープダイヤモンドなどが発見されたと言われている「インドのゴルコンダ鉱山」や、現在では「南アフリカのプレミア鉱山」と世界でも限られた鉱山でしか産出されず、全体のダイヤモンド産出量の中でも、100万個に1個程度の極めて少ない割合でしか産出されないと言われています。
ただでさえ、産出量は少ないのですが中でもファンシーディープブルーやファンシーヴィヴィッドブルーのような濃い青色を持つ高品質なブルーダイヤモンドは、さらに希少です。
画像引用元:uniglodiamonds.comより
先ほどもお話しましたが、ブルーダイヤモンドの美しい青色は、結晶構造にボロンが微量に含まれることによって生じます。ボロンは地球の地殻に比較的少量しか存在しない元素であり、ダイヤモンドの生成過程でこれが取り込まれることは非常に稀とされているため、生成過程やその希少性は、科学者にとっても興味深い研究対象とされており、地球の深部での特殊な形成条件を解明するための重要な手がかりとなっています。
3. ブルーダイヤモンドの価値
とても美しく、希少なブルーダイヤモンドですがその価値を高めている理由もたくさんありますが、どれも思わず納得してしまうようなものばかりなので、順番に解説していきたいと思います。
1. カラーグレード
- 色の濃さ:ブルーダイヤモンドの価値は、その色の濃さに大きく影響されます。色の濃さが増すほど価値が高くなり、特に濃く鮮やかな青色は非常に高価です。
- 色の均一性:色が均一で、斑点や不均一な色合いが少ないほど価値が高いとされています。
2. クラリティ(透明度)
- インクルージョンの有無:ダイヤモンドの内部にあるインクルージョン(内包物)の量や大きさも価値に影響します。インクルージョンが少なく、透明度が高いもの
- 表面の欠陥:表面の傷や欠陥が少ないほど価値が高くなります。
3. カラット(重さ)
- 重さと価値の関係:カラットはダイヤモンドの重さを表し、カラット数が多いほど一般的には価値が高くなります。特に大きなブルーダイヤモンドは希少で、その分価値も高くなります。
- カラットとサイズのバランス:カラット数だけでなく、サイズとプロポーションのバランスも価値に影響します。
4. カット
- カットの質:ダイヤモンドのカットは、その輝きを最大限に引き出すためにとても重要です。優れたカットは、光の反射と屈折を最適化し、ダイヤモンドの美しさを引き立てるため、カットの質が高いほど価値も高くなります。
- カットスタイル:ラウンドブリリアントカット・プリンセスカット・エメラルドカットなど、カットスタイルも価値に影響し、中でもラウンドブリリアントカットは一般的に最も人気があり、高価になります。
上記の4C(カラーグレード・クラリティ・カラット・カット)については BRIGHT & BREEZY「品質へのこだわり」をご覧ください
5. 鑑定書と認証
- 信頼できる鑑定機関: GIA(アメリカ宝石学会)などの信頼性のある鑑定機関からの鑑定書が付いているダイヤモンドは、その品質と価値が保証されるため、鑑定書があることで、価値はさらに高くなります。
- 詳細な鑑定情報:カラー・クラリティ・カラット・カットについてより詳細な情報が記載された鑑定書は、購入者にとっても信頼性が高く、価値が上がります。
(※画像はBRIGHT & BREEZY ラボグロウンダイヤモンドの鑑定書です)
6. 市場の需給
- 供給の希少性:ブルーダイヤモンドはとても希少なため、その供給量は非常に限られていますが、この希少性が市場価値を押し上げる大きな要因となっています。
- 需要の高まり: ブルーダイヤモンドの需要が高まると、その市場価値も上昇し、特に、投資家やコレクターの間での需要が高いとされています。
7. 歴史的・文化的価値
- 有名なブルーダイヤモンド:ホープダイヤモンドやブルーウィットルズバッハダイヤモンドのような歴史的な背景や所有者の歴史があるダイヤモンドは、その文化的価値も加味され、非常に高価です。
- セレブリティの所有: 有名なセレブリティや王族が所有していたブルーダイヤモンドは、その歴史と話題性から価値が上がるとされています。
8. 投資価値
- 長期的な価値の増加:ブルーダイヤモンドは、その希少性と美しさから長期的な投資対象として非常に魅力的で、市場の需給バランスによってはその価値が将来的にさらに上昇する可能性があります。
このような様々な要素が組み合わさり、ブルーダイヤモンドの価値が決まります。これまでお話してきた希少性や美しさに加えて、品質・歴史的背景・鑑定書の有無などが、その価値を高めているようです。
4. 呪いの青いダイヤモンドとは
ここからは、ブルーダイヤモンドにまつわる面白いお話をしたいと思います。 みなさんは、「ホープダイヤモンド」をご存知ですか?
こちらのホープダイヤモンド...
「持ち主を不幸のどん底に落とすホープダイヤモンド」と言われています。この伝説は、ホープダイヤモンドを所有していた人々が不幸な結末を迎えたという逸話に由来しています。
時は9世紀、ホープダイヤモンドはインドの農夫によって偶然発見されました。
当時、ダイヤモンドはインドの寺院に奉納されることが多く、ヒンドゥー教寺院に奉納してあったものが盗まれたという伝説が広まりました。この盗難が呪いの始まりとされています。
その後、フランスの宝石商の ダヴェルニエというフランス人がホープダイヤモンドをインドから持ち帰った人物だとされていますが、彼は後に狼に襲われて命を落としたという伝説があります。
それから、フランス王ルイ14世がホープダイヤモンドを購入し、後にルイ16世とその妻マリー・アントワネットが所有しましたが、彼らはフランス革命で処刑されてしまいました。
さらに、次々と持ち主が破産を繰り返し、最終的には当時ダイヤモンド商だったハリー・ウィンストンの手に渡ります。 そしてこのハリー・ウィンストンがスミソニアン協会に寄贈したことで、 現在スミソニアン博物館で展示されるに至っていますが、博物館では、ダイヤモンドの呪いについても紹介されており、多くの観光客が興味を持っています。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ホープダイヤモンドより
中でも興味深いのが、ダヴェルニエがはじめに購入した際には約112カラットあったといいますが、 ルイ14世が購入した際には、さらに美しいカットが施され約67カラットになっていたということです。この時代は男性が力を示すために美しいジュエリーを身につけていた時代で、「ブルーダイヤモンド」は「フランスの青」「王冠の青」とも呼ばれていたとのことですが、すでにこの時代からダイヤモンドに美しいカットが施されていたということですね。
5. タイタニック「碧洋のハート(The heart of the ocean)」
そしてもう一つ、誰もが知っているであろう映画「タイタニック」でキーポイントになっていたペンダントもホープダイヤモンドをモデルにしたと言われています。
1912年4月14日、深夜に起こったイギリスの豪華客船「タイタニック号」沈没のニュースは、世界中を激震させるほど衝撃的な出来事でした。当時、絶対に沈まないと言われていたタイタニック号が沈むという、信じがたい真実を目の前に突き付けられたため大きなショックを受けた人も多かったそうです。
この実際に起こった事件を脚色し、1997年にレオナルド・ディカプリオ&ケイト・ウィンスレット主演で公開された映画「タイタニック」は 誰もが知る名作です。 ローズがこのペンダントだけを身に着けて、絵のモデルになったシーンは 多くの人の印象にも残っているのではないでしょうか?
しかし、この映画には主演の二人の他にもうひとつ大切なキーアイテムがあります。それが、“碧洋のハート”The heart of the ocean”と呼ばれるハート型をした巨大なブルーダイヤモンドのペンダントです。このペンダントこそ、シェイプは違うものの、ホープダイヤモンドをモデルにしたとも言われています。
画像引用元:https://golaw.com.br/brand・https://celeb-cz-jewelry.com/より
ホープダイヤモンドの呪われた歴史と、沈没してしまうタイタニック号のストーリーは、 華やかな世界に訪れた最悪の悲劇という共通したイメージがあるような気もします。
実際に、“タイタニックペンダント”としてサファイア×ダイヤモンドで作られている商品なども存在し、 ハートシェイプ×取り巻きは人気のデザインの一つです。
BRIGHT & BREEZYのハートシェイプ&取り巻きデザインリングはこちら
spirale スピラーレ /ハート https://brightbreezy.life/products/10
いかがでしたでしょうか?今回は、とても希少なブルーダイヤモンドについてお話させていただきました。
筆者も目にしたことはあったのですが、こんなエピソードがあったことを知った時は驚きと興味でいっぱいになりました。ブルーダイヤモンドはその美しさに加え、このようなエピソードなどの全てが世界中の人々を魅了しているのかもしれませんね。
ダイヤモンドだけではなく、宝石やジュエリーの世界はとても奥深く、想像以上に神秘的です。これからも宝石やジュエリーがみなさんのもっと身近なものになるよう発信していきたいと思います。
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