K10とK18って何が違うの？そんな疑問をラボグロウンダイヤモンド専門店のジュエリーデザイナーが解説！
みなさんはK10とK18と聞いて、何が違うのかご存知でしょうか？「K10(10 金)と K18(18 金)ってどう違うの?」お客様や友人から、よく聞かれるこの質問。
こちらは実際にお客様から聞かれることも多いので、ジュエリー選びで迷ったり、どちらがいいのか？を、解説していきたいと思います。
【 K10 と K18 って何が違う?】
K10 と K18 って何が違う?
何となく、金の純度が違う... ?K10 は安くて、K18 の方が高い...?など、意外と知らない素材の詳細についてご紹介していきます。
⚫️なぜ金は K と数字の表記なのか?
■「Karat（カラット）」というのは、「金の純度」を表す単位
■「Carat（キャラット）」というのは、「宝石の重さ」を表す単位
私たちが日頃よく耳にする、Carat（キャラット）は宝石の重さを表す単位なので、今からお話する金の純度については Karat（カラット）という単位を使ってお話していきたいと思います。
K10 や K18 のはじめについている「K」とは、カラット(karat)という金製品に金が含まれる純度を 24分率で示す単位の頭文字なのです。
純度を数字であらわしたものが「品位となり、金が含まれている量(含有量)についてジュエリーに含まれる金の割合は、K24を100%(純金)とした 24 分割で表します。
K18(18 金)は全体の 75%、K10(10 金)は全体の 42%が金となっています。K18には 75%、K10には42%の金が入っていれば、それぞれ18金、10金ということになるのです。
K10は金が全体の半分以下しか含まれていないということを理解している方は少ないかもしれません。
【金の特性について】
つぎは金の特性についてお話していきます。
⚫️酸に溶けない性質で、酸化しにくい → 経年による変色、腐食が少ない
⚫️融点が低く、延性に優れている → 加工で扱いやすい
金には、この特性があるためジュエリーの素材としてとても相性がいい素材なのです。このように、経年による退色・腐食が極めて少ないため「不変の輝き」を持つことが大きな特性であり魅力の金。
ただ、金そのものは非常にやわらかく傷ついたり変形しやすいため、パラジウムや銀、銅などの割り金(わりがね)を配合して合金にすることで最適な硬度に変えているのです。
【ジュエリーの色味を変える?割り金って?】
ジュエリーでは定番のゴールドですが、同じK10・K18でも色にバリエーションがあったり、ブランドによっても同じイエローゴールドなのに黄色味が違うなと疑問に思われたこともあるのではないでしょうか?
同じゴールドでも
「ピンクゴールド(PG)」「イエローゴールド(YG)」
「ホワイトゴールド(WG)」
と大きく分けるとこの3種類に分けられますが、これは金の含有量はそのままで割り金の配合によって色味を変えているのです。
割り金(わりがね)には、銀や銅・パラジウム等の金属が含まれています。
これには、明確に定められた規定やルールがないので会社やメーカー・ブランド・国内外によって、銀・銅・パラジウム等の割合が違ったり、その他の金属が含まれることもあります。
そのため、同じイエローゴールドでも、若干の色味の差があるのです。※ピンクゴールドは割り金である胴の比率を銀よりも多くすることでピンクの色味にしています。
【自分のジュエリーの品位を確認するには?】
みなさんが今、お持ちのジュエリーのゴールドの純度や品位を調べるには、刻印を確認するとわかります。
刻印には K10・K10PG・K10WG ・ K18・K18PG・K18WGなどが、指輪の内側やピアスポスト・チェーンの留め具などに彫られているので一度ご自分のジュエリーを見てみてくださいね。
また、海外製品には「あとK」刻印というものがあり、主に海外製の金製品に見られる刻印なのですが、「18K 」というように後ろにKがついています。
全ての製品ではありませんが、金の含有量が少なかったり品質があまりよくないものもあるので購入される際には注意が必要です。
【まとめ】
いかがでしたでしょうか？今回ご紹介してきました金についてをまとめると、
⚫️ジュエリーに含まれる金の割合は、K24を100%(純金)とした 24 分割で表し、K18(18 金)は全体の 75%、K10(10 金)は全体の 42%が金となっている
⚫️金は、経年による変色、腐食が少なく加工で扱いやすいためジュエリーの素材としてとても相性がいい素材
⚫️「ピンクゴールド(PG)」「イエローゴールド(YG)」「ホワイトゴールド(WG)」は金の含有量はそのままで、銀や銅・パラジウム等の金属を含む割り金の配合によって色味を変えている
⚫️ゴールドの純度や品位を調べるには、指輪の内側やピアスポスト・チェーンの留め具などに彫られている、刻印を確認するとわかる
このように、金について少しわかるだけでもジュエリー選びが楽しくなりますね。
ラボグロウンダイヤモンド専門店のBRIGHT&BREEZYでは、基本的にどの商品も素材はプラチナ、金、などご希望のものでの製作が可能ですので、煌びやかで美しいラボグロウンダイヤモンドの「世界でひとつの、特別なオーダーメイドジュエリー」をおつくりいただけます。
また、オーダーメイドですが、既製品とほぼ変わらない価格でお楽しみいただけるのでたくさんのお喜びの声もいただいております。
お客様のご要望を第一に考え、経験豊富なコンシェルジュ、ジュエリーデザイナー・職人が、みなさまの想いをカタチにいたしますので、プロポーズや結婚指輪・大切な記念日の贈り物などお気軽にお問い合わせください。
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