近年、婚約指輪のダイヤモンドはジュエリーのカットの種類が豊富で、プロをはじめ感度の高い方々の間で注目が集まっています。
その中で特に一目置かれるダイヤが、「マーキスカット(マーキースカット)」と呼ばれるカット法を使っている指輪です。 その独特な形は、ただ個性的な形に留まらず、ダイヤモンドの見え方や指を美しく見せる効果など、多面的な魅力を備えています。
この記事では、マーキスカットの魅力を深く掘り下げてご紹介したいと思います。また、弊社では存在感のある大粒ダイヤモンドもご用意しておりますので、特別なリングをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
⒈マーキスカットとは?

マーキスカットは、周囲が尖り、中央に向かってふくよかにふくらむ、楕円形の形をしたダイヤモンドのカット方法です。
その起源は、18世紀フランス王のルイ15世が、寵愛していたポンパドゥール夫人の唇をかたどらせたことに始まると言われています。

※(左)-- 上面(表)からみた図 (右)--裏面からみた図
比率が2:1になるような、縦に細長いラインが特徴で、 結婚指輪に唯一無二の美しさを求める人に選ばれています。
また、通常58面にも及ぶ断面数を持ち、光の反射バランスに優れています。
⒉マーキスカットの魅力

マーキスカット特有の“細長いシェイプ”は、「縦向き」と「横向き」のセッティングで印象がガラッと変わります。それぞれのメリットを分かりやすくまとめました。
①横方向は実際のサイズ数以上にダイヤが大きく見える
②縦方向は指を長く、しなやかに見せる
① 横方向は実際のサイズ数以上にダイヤが大きく見える
マーキスカットを横向きに配置すると、横方向に輪郭が広がるため、光を受ける面が増え、ダイヤが実際のサイズ以上に大きく見える効果があります。
さらに、指のラインと平行になることで手元全体がすっきり見え、バランスのよい印象に。また、尖った先端が左右にくることで引っかかりが軽減され、日常使いしやすいのも魅力のひとつ。
「小粒だと物足りないかも…」という不安を解消し、華やかさをしっかり感じられるセッティングです。
② 縦方向を長く、しなやかに見せる
マーキスカットを縦向きに配置すると、縦のラインが強調され、指を細く長く見せる視覚効果が高まります。エレガントでフォーマルな印象を与え、手元をより美しく見せてくれます。
また、尖った両端が縦方向で際立つことで、マーキスカット特有のシャープな輪郭がいっそう美しく映えるのも特徴です。
弊社のマーキスカットの指輪は、ダイヤをより大きく見せるため、横向きにセッティングしたデザインが中心となっています。縦方向のデザインなど、お好みに合わせたカスタマイズも可能ですので、どうぞお気軽にご相談ください。
⒊婚約指輪へのマーキスカットの取り入れ方

婚約指輪の主流デザインは様々ですが、マーキスカットを婚約指輪に取り入れる場合、以下のようなデザインで取り入れるのがおすすめです。
①セッティングで雰囲気を変える
②他のリングとの重ね付けの相性が抜群
①セッティングで雰囲気を変える

指輪にダイヤを取り付ける(セッティング)には、様々な方法があります。主なセッティング方法を3つ紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
⒈ソリティア
⒉ベゼル(囲み留め)
⒊彫り留め
| 1 | ソリティア |
リング中央にシンプルに一粒のダイヤモンドを、立て爪で固定する取り付け方法。
クラシックで洗練された印象を持つ。 |
| 2 | ベゼル(囲み留め) |
宝石の全周を金属で縁取るようにして囲み留める技法。
「伏せこみ」とも呼ばれ、爪を使わないため引っかかりが少なく、石の輪郭を保護する役割もある。
シンプルで上品な印象になるので日常使いに適している。 |
| 3 | 彫り留め |
タガネ(たがね)と呼ばれる工具を使って金属を彫り込み、そこにできた地金の突起(爪)で宝石を留める技法。
宝石が地金に埋め込まれるため、指輪のフォルムに沿ってデザインが流れるような見た目になり、衣服などに引っかかりにくい。 |
②他のリングとの重ね付けの相性が抜群

マーキスカットは単体でも美しいですが、他のリングとの重ね付けの相性が非常に良いのも大きな魅力です。
縦長フォルムがセンターラインを生み、他のリングとの距離感が美しくなったり、尖った先端が「V字リング」や「カーブリング」と自然に重なったりするため、自分好みの組み合わせを楽しむことができます。
具体的な重ね付けの例を一部紹介しますので、こちらも参考にしていただければと思います。
⒈V字リング
⒉エタニティリング
⒊地金リング
|
1 |
V字リング |
V字の存在感あるリングを合わせると、指がさらに長く見え、華やかさが倍増する。 |
|
2 |
エタニティリング |
ダイヤモンドがアームにぐるりと敷き詰められた装飾のリング。マーキスカットの主役感が際立ち、ラグジュアリーになる。 |
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3 |
地金リング |
宝石を使わず地金だけでシンプルに作られたリングと合わせると、ファッション性が高く普段使いに良い。 |

ゆるやかなV字デザインのリングとの重ね付け

エタニティリングとの重ね付け

地金リングとの重ね付け
このように重ね付けをする場合は、婚約指輪として購入しても、結婚後にファッションリングと合わせて長く楽しめるのもポイントです。
⒋マーキスカットを選ぶときのポイント

マーキスカットの魅力やおすすめのスタイルを知った上で、選ぶ際に見ておきたいポイントが1つあります。
それは、「C」(カラット・ct)です。
そもそも、ダイヤモンドのグレードを守るものとして「4C」があり、「カラット」「反射」「クラリティ」「カラー」の4つのCを表します。
ダイヤモンドの「重さ」を意味する 「C」(カラット・ct)は、1ctで0.2gです。 この数値が大きいほど、価格に影響しやすくなります。
例えば、2ctや3ctの場合、数十万円単位で価格が変動することもあります。弊社のラボグロウンダイヤモンドであれば、1.5~2ct以上の大粒ダイヤも、グレードアップで1万円からご用意しております。
また、マーキスカットはカラット数によって雰囲気が大きく変わるため、 ご購入の参考になるよう、それぞれの印象をまとめました。
1.0.5ctの場合
2.0.7ctの場合
3.1.0ctの場合
|
1 |
0.5ct |
シャープで洗練された印象になる。
普段使いしやすく、エレガントで軽い雰囲気で、指がすっきり長く見える。初めてマーキスカットを選ぶ方にぴったり。 |
|
2 |
0.7ct |
気品と存在感のバランスがとても良いカラット数。
高級感が増し、遠目からでも分かるような輝きを持つ。フォーマルにもカジュアルにも映える、マーキスカットの魅力が最も引き立つサイズ感。 |
|
3 |
1.0ct |
0.5ctや0.7ctに比べると圧倒的な高級感を醸し出す。
唯一無二の主役級で、ドレスにも驚くほど映える。マーキスカットの細長いフォルムがより目立つので、1.0ctよりも大きく見えるためゴージャスながらスタイリッシュで、特別な存在感を放つ。 |
⒌個性が光る婚約指輪を選ぶなら

いかがでしたか?
選択肢の非常に多い婚約指輪は、大切な人生の節目だからこそ、丁寧にじっくり選び、なおかつ末永く愛せるようなデザインを選びたいですよね。
独特の形でダイヤを大きく見せるマーキスカットは、美しさや個性を満たす、歴史あるダイヤモンドカットです。
クラシックなデザインよりもユニークさを求め、周りとはひと味違うカットで長く愛せる婚約指輪をお探しなら、マーキスカットは心に深く残り、特別な記念日にそっと寄り添ってくれるはずです。
マーキスカットの婚約指輪をご検討される方は、ぜひBRIGHT&BREEZYのオンラインショップにお立ち寄りください。
またデザインについて気になるポイントがございましたら、ぜひ私共にお問い合わせくださいませ。
BRIGHT&BREEZYは、長く婚約指輪や結婚指輪を利用しているメンバーで企画・デザインすることによって、「長く使いやすいデザイン」を日々考えています。
小さなお子様のいる生活、ファッションとしての合わせ方、日々の使いやすさなどを考え、実際に指輪を試し、「家事をしていても付けやすいコレクション」が誕生しました。
あなたの一日を、指輪でそっと彩ることができますように。
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