BRIGHT & BREEZYのジュエリーを購入されたT 様のインタビュー(お客様の声 / 特別編)
「10カラットのリングが欲しい。」
その想いを胸に、5年以上探し続けていたTさん。
お話を伺うと、大粒のジュエリーへの憧れだけでなく、ラボグロウンダイヤモンドとの出会い、そしてご自身らしいジュエリーとの向き合い方が少しずつ見えてきました。
10カラットのリングにたどり着くまでのストーリーと、Tさんならではのジュエリー観をご紹介します。
今回はじっくりお伺いしたロングインタビューになります。
── 目次 ──
- 10カラットリングを手にして
- どうして「10カラット」だったのか
- ラボグロウンダイヤモンドは「手軽に楽しめる選択肢」
- 探し続けた数年間
- BRIGHT & BREEZYを選んだ理由
- オーダーのこだわり
- ジュエリーの価値観
10カラットリングを手にして
◆10カラットリングをつけた感想
最初にお聞きしたのは、リングを着けてみた感想でした。
「ちゃんと着けていますよ。」
その一言に、私たちもほっとしました。
「やっぱりエンゲージリングと同じで、薬指だと似合う大きさなのかなと思いました。」
サイズは右手にも左手にも着けられるよう調整。当初は中指に着ける予定だったそうですが、海外のInstagramで大粒のリングを見ているうちに、薬指の方がしっくりくると感じるようになったそうです。
現在は、別でオーダーされたエタニティリングとの重ねづけも検討中。
石の高さや横から見たバランスまで考えながら、
「重ねてもいいかなと思ったり。でもやっぱり1つかなと思ったり迷っています。」
リングは手に入れて終わりではなく、どう着けるかまで楽しむもの。
そんなTさんらしさが伝わってきました。


◆ 音楽ライブにつけていきました。
実際にどんな場面でつけていますか?
「ママ友のご飯とかは、ちょっとつけられなかったです(笑)。」
たしかに、10カラットのリングを日常の中で着けるには、少し勇気がいる場面もあります。でも、ライブには着けて行ったそうです。
「本当は人混みで危ないかもしれないけど、ライブでつけていたんですよ。」
すると、少し面白いことが起こりました。席に座ったあと、隣の席の方が、おもむろにご自身のジュエリーをつけ始めたのだそうです。
「私の考えすぎかもしれないんですけど。」
そう前置きしながらも、Tさんはその出来事を楽しそうに話してくださいました。もしかすると、その方も大きめのジュエリーを持っていて、着けようか迷っていたのかもしれません。隣に10カラットのリングを着けている人がいたことで、
『今日は私も着けていいんだ。』
そう思ったのかもしれません。
ジュエリーには、そういう小さな連鎖があるのだと思います。誰かが堂々と好きなものを身につけていると、隣の誰かも少しだけ自由になれる。Tさんのリングには、そんな力があるように感じました。
◆本当はもっと外で使いたいです
今、Tさんは10カラットのリングを、少しずつ外へ着けていっています。でも、本音ではこう話してくださいました。
「本当はもっとバンバン使いたいんです。」
ただ、日本ではまだ、大粒のダイヤモンドを日常で着けることに対して、少し視線がある。ママ友とのご飯には、まだ少し気が引ける。
それでも、Tさんは金庫に寝かせておくのは嫌だと言います。婚約指輪も、買ったまましまっている人が多い。高価だから大切にしまっておく。でも、それではもったいない。
「つけたいので、たぶん徐々につけます。」
その言葉が、とてもTさんらしく感じました。いきなり毎日ではなくても、少しずつ。

※オーダーメイドの制作デザイン図
どうして「10カラット」だったのか
◆2桁のカラット数へのこだわり
Tさんには、はっきりとしたこだわりがありました。
「2桁のカラット数っていうのに、すごくこだわりがあって。10カラット以上のリングが欲しいって思ってたんです。」
昔、天然ダイヤモンドしか選択肢がなかった頃。1カラットを買うだけでもかなり高価で、0.9カラットや0.8カラットを選ぶと価格が少し下がる、と言われたことがあったそうです。もちろん、それは賢い選び方の一つですが、Tさんの中には、どこか違う気持ちが残っていました。
「妥協して0.8とか0.9を買う方がお得なんだと思ってたんですけど。でも、やっぱり大台に乗りたいと思ってて(笑)」
1カラットの大台ではなく、Tさんが目指したのはそのさらに先。ラボグロウンダイヤモンドならとの2桁の大台でした。10カラット。その数字には、Tさんにとって特別な意味がありました。
◆ 年齢を重ねると、似合うサイズも変わってくる
Tさんは、年齢を重ねる中でジュエリーの見え方が変わってきたとも話してくださいました。
「年取ってくると、大粒の方が映えるというか。」
若い頃は、小さな石のリングも可愛く見える。でも、年齢を重ねると、手元の印象も変わってくる。Tさんは、お母様が話していたことが、今になってとてもよく分かるようになったそうです。
「指が変わるんです。本当に。通常の3カラットぐらいでも、小さいなと思うこともあって...(笑)」
一般的には十分大きいとされる3カラットでも、自分の手に乗せてみると印象が違う。カラット数だけでなく、指の太さ、手の形、年齢、ファッション。すべてが合わさって、その人に似合うサイズが決まっていく。
Tさんにとってのぴったりサイズはより大きいサイズでした。
◆ 色石の世界を見て、ダイヤモンドへの考え方が変わった
Tさんは、ダイヤモンドだけでなく色石の世界にも触れてきた方でした。ただ、色石の世界は本当に奥が深く、価格もピンキリ。
「欲しいなって思うと、本当に手が出ないんですよ。」
大きくて、自分に似合って、色も美しいもの。そういう石を探そうとすると、1000万円、2000万円でもなかなか手が届かない。時には、1億円という世界になってくることもある。それでも石は小さかったりする。
色石は一つひとつの個体差が大きく、価格の基準も分かりにくい。バイヤーやブランドの見立てによって価値が決まる部分も大きい。その世界を知るほどに、Tさんはジュエリーの価格について、冷静に考えるようになっていきました。
一方で、ダイヤモンドには比較しやすい基準があります。カラット、カラー、クラリティ、カット。だからこそ、Tさんはダイヤモンドについても深く考えるようになりました。

ラボグロウンダイヤモンドは「手軽に楽しめる選択肢」
◆ラボグロウンダイヤモンドへの興味
ラボグロウンダイヤモンドを知った時、Tさんはこう感じたそうです。
「だったら、手軽にジュエリーとして楽しめるラボダイヤが最強じゃないって思ったんです。」
天然ダイヤモンドを高く買っても、資産として必ず残るわけではない。それなら、同じ予算で、自分が本当に楽しめるサイズを選びたい。無理して小さな天然ダイヤを選ぶより、好きな大きさのラボグロウンダイヤモンドを、日常でたくさん使う方が自分には合っている。Tさんは、そう考えるようになりました。
ラボグロウンダイヤモンドは、天然ダイヤモンドの代用品ではありません。Tさんにとっては、
『欲しかった大きさを、ようやく現実にできる選択肢』
だったのです。

◆ VogueやHarper's BAZAARで見た、セレブの婚約指輪
10カラットへの憧れは、海外のジュエリー文化ともつながっています。TさんはVogueやHarper's BAZAARなどで紹介される、セレブの婚約指輪特集をよく目にしていたそうです。そこには、推定カラット数が書かれています。
5カラット。8カラット。10カラット。それ以上も……
「やっぱりこんなに大きいんだ。」
そう思いながら見ていたと話してくださいました。
海外旅行へ行った時にも、印象的な光景がありました。カジュアルファッションをしている新婚にみえる女性たちが、ごく自然に大粒のジュエリーを身につけている。Tシャツでも、デニムでも、ラフな服装でも、大きなダイヤモンドが日常に馴染んでいる。
「みんなすごいお金持ちなんだなと思って。」
最初はそう感じたそうです。
でも後から、ラボグロウンダイヤモンドという選択肢を知って、その見え方が変わりました。
「あれはラボだったのかもしれない。」
そう思うようになったのです。

◆ 日本では、1カラットでも「すごい」と言われる
海外では大粒を自然に楽しんでいる人がいる。一方で、日本では1カラットでも「すごい」と言われることが多い。Tさん自身、エンゲージリングは著名ブランドの0.7カラットほど。それでも周囲からは「十分だよ」と言われるような感覚がありました。でも、海外のセレブや、ラボグロウンダイヤモンドを自然に楽しんでいる人たちを見ると、
「やっぱり大きい方が素敵じゃないですか。」
そう思ったそうです。その感覚は、見栄ではありません。
ただ、自分が素敵だと思うものを、自分も身につけてみたい。
だから「1つはより大きい大粒が欲しかった。」
Tさんにとって10カラットのリングは、ずっと憧れていた世界を、自分の手元に引き寄せるものだったのだと思います。
自分の中で慣らしていく。周りにも少しずつ馴染ませていく。大きなリングを自分の日常に取り込んでいく過程そのものを、楽しんでいるようでした。
◆ 「ダイヤは資産になる」は本当なのか
ジュエリーを選ぶ時によく”ダイヤモンドは資産になる。”と聞きました。でもTさんは、それに対して少し違う考えを持っていました。もちろん、天然ダイヤモンドには価値があります。けれど、自分が買った価格のまま、将来そのまま売れるわけではない。いざ手放そうと思えば、買った時よりもかなり下がることが多い。
「私はダイヤって無理して買っても、資産としてそんなに残らないんだって思ったんです。」
この気づきは、Tさんにとって大きかったそうです。だったら、資産として考えるよりも、ジュエリーとして楽しんだ方がいい。私としては本当に資産として考えるなら、ゴールドを持てばいいと考えるようになったそうです。
この考え方は、BRIGHT & BREEZYがラボグロウンダイヤモンドを扱う理由とも重なります。ジュエリーは、しまっておくためだけのものではありません。身につけて、眺めて、気分が上がって、自分の毎日が少し楽しくなるもの。Tさんは、その本質をとても自然に言葉にしてくださいました。

探し続けた数年間
◆ラボグロウンダイヤを知っても、すぐには買わなかった
Tさんがラボグロウンダイヤモンドを知ったきっかけは、雑誌やジュエリー特集でした。最初に興味を持ったのは、モアサナイトを扱うブランド。大きなテニスブレスレットが手頃な価格で紹介されていて、「こんなに安いんだ」と思い、実際に見に行ったそうです。
ただ、実物を見た時に、少し違和感がありました。モアサナイトは輝きが強く、大きくなると逆にダイヤモンドらしさから離れて見える。
「これは好きなダイヤじゃないなと思いました。」
小さなサイズであれば十分素敵。でも、1カラット、2カラットというサイズになると、自分の気分が上がるものではなかったそうです。
その後、ラボグロウンダイヤモンドを扱う別のブランドも一度見に行きました。今度こそダイヤだと思って期待して行ったものの、今度は作りが気になった。石はダイヤモンドでも、爪の作りや仕上げ、シンメトリー感に納得できなかった。価格も決して安くはない。
「これだったら、まだ値段を出してハイブランドで買う方がいいんじゃないか。」
そう思い、その時も購入には至りませんでした。

※モアサナイトは化学式の異なる石です。
◆ 何度も探して、何度も買わなかった
ラボグロウンダイヤモンドを知ったからといって、すぐに購入したわけではありません。
「興味を持つ。見に行く。違和感を覚える。買わない。しばらく忘れる。またジュエリー熱が来る。を繰り返していました(笑)」
探す、見に行く、買わない。この繰り返しでした。
エタニティリングを探していた時期もありました。レール留めやベゼル留めが欲しかったけれど、希望通りにオーダーすると価格が上がってしまう。結局、いつも天然ダイヤをお願いしていたバイヤーさんに作ってもらったこともあるそうです。
ラボグロウンダイヤモンドは気になっている。でも、納得できるものにはなかなか出会えない。その状態が、何年も続きました。
◆ 一度は自分で石から輸入しようとしたことも
Tさんは、自分でラボグロウンダイヤモンドを輸入しようと考えたこともあったそうです。海外のサイトを見て、ルースを探す。でも、実際にやり取りをするとなると、やはり不安がある。相手はビジネス向けかもしれない。一般の個人が1個だけ買いたいと言っていいのか。デザインも分からない。ルースで買っても、そのまま寝かせてしまうかもしれない。そう考えるうちに、購入には至りませんでした。
この話からも、Tさんがただ勢いで10カラットを買ったわけではないことが伝わってきました。
◆ 5、6年前から続いていた「10カラット」への思い
実は、10カラットのリングを見に行ったこともあったそうです。マーキースカットの10カラット。ただ、その時のマーキースは、大きさを出すために高さが薄く、形もあまり好みではなかった。
「これは違うな。」
そう思い、また購入を見送ったそうです。
(※補足:マーキースカットは表面が広く、高さが薄い傾向があります)
振り返ると、10カラット以上のリングが欲しいという気持ちは、5、6年前から続いていたのかもしれないとTさんは話してくださいました。
日本では、10カラット以上のリングはそもそも在庫がほとんどありません。見たいと思っても、見ることができない。試したいと思っても、試せない。だからこそ、探し続ける時間は長くなりました。

※マーキースカットのリング事例
◆ 昨年末、Instagramで熱が再燃した
そんなTさんの10カラット熱が再燃したのは、昨年末。きっかけはInstagramでした。海外の投稿を見ていると、10カラットクラスの大粒リングを身につけている人がたくさんいる。
「こんなのあるんだ。みんなこんなに身につけてるなら、頑張ればあるんじゃない?」
そう思い、また本格的に探し始めたそうです。いろいろなお店を見ていく中で、価格も品質もブランドの打ち出し方も、本当にさまざまでした。安いところもある。反対に、ラボグロウンダイヤモンドを「エシカルで天然より素晴らしい」と打ち出すブランドもある。
その中で、TさんがBRIGHT & BREEZYを見つけてくださいました。
BRIGHT & BREEZYを選んだ理由
◆HPを熟読しました
BRIGHT & BREEZYは『一番バランスがよかった』
いろいろ見た中で、BRIGHT & BREEZYを選んでくださった理由をお伺いすると、Tさんはこう話してくださいました。
「HPを熟読しました。」
これは私たちにとって、とても嬉しいことでした。同時に、少し緊張もしました。
「御社が一番バランスがよかったんです。」
価格やデザイン、過剰な高級感でもない。きちんと相談できる試着会の場所がある。対面やオンラインで話ができる。問い合わせに対する返信が早い。デザインについても相談できる。その全体のバランスが良かったと感じてくださったそうです。
「特に返信の速さと、丁寧さ。が良かったです」
以前、別のブランドへ問い合わせた時には、喫茶店で見せると言われ、不安になったこともあったそうです。高額なジュエリーを扱うのに、その場の設定で本当に大丈夫なのか。そう感じた経験も、BRIGHT & BREEZYへの安心感につながっていたのかもしれません。
◆ 「デザイナーさんと一緒に考えられる」のが嬉しかった
Tさんが特に評価してくださったのは、デザインを一緒に考えられることでした。既存のデザインをそのまま当てはめるのではなく、
「石の下の部分もダイヤ感が見えるようにしたい」
「でも角は傷つきにくいようにベゼルで留めたい」
そういった細かな希望を聞きながら、デザインを考える。その体験が嬉しかったと話してくださいました。
試着相談会にいらした時、最初はそこまで細かく見ていたわけではなかったそうです。でも、サンプルのリングを眺めているうちに、
「あ、やっぱりアッシャーカットがきれいかもしれない。」
そう感じ、改めてホームページを見直してくださったとのこと。
「デザインをデザイナーさんが一緒に考えてくれるっていうのは、結構うれしいのかもしれないですよね。」
この言葉は、私たちにとっても大きな気づきでした。
※通常は試着会スタッフのみですが、フルオーダーに近いご相談の場合にデザイナーがサポートに入る場合がございます。

※試着会の様子
◆ プロに聞ける安心感
大粒の石を使うリングは、ただ好きなデザインを選べばよいわけではありません。石の重さ。支え方。高さ。爪の形。日常で使う時の安心感。考えるべきことがたくさんあります。
だからこそ、
「プロが分かってるんだったら、プロに聞いてみよう。」
そう思えたことが大きかったそうです。自分で調べることもできる。でも、自分だけでは判断しきれない部分がある。そこで、作り手と相談しながら決められること。それが、今回の購入体験の大切な部分でした。
オーダーのこだわり
◆アッシャーカットへのこだわり
今回、Tさんは最初からアッシャーカットを考えていました。エメラルドカットも近い存在ですが、その中でもアッシャーが好き。四角い形。奥行きのある輝き。クラシックでありながら、少し個性がある。
ただ、大粒のアッシャーカットは簡単には見つかりません。その中で、石を探し、デザインを相談しながら進めていったことが、Tさんにとって安心感につながったようです。
また今回、『娘さんの記念日と同じ10.13カラット』という石が見つかったのも喜ばれていました。
今回選ばれたのはアッシャーカットでしたが、TさんはBRIGHT & BREEZYの他のデザインもよく見てくださっていました。
特に印象に残っていたのが、マーキースを使ったデザイン。
「マーキースをきれいにデザインできるのって、あんまりないと思ってたので。」
最近ではセレーナ・ゴメスのマーキースリングも話題になっていて、Tさんの中でもマーキースへの関心が高まっていたそうです。縦や横に置くだけではなく、斜めに配置する。指を長く見せる。カーブを活かす。そういうデザインに惹かれたと話してくださいました。
「ちょっと小さいタイプで欲しいなと思ったり。」
今回の10カラットリングだけでなく、次に欲しいもののイメージもすでに膨らんでいるようでした。

※アッシャーカット
◆ デザインは高級感が強すぎると、日常で使えない
Tさんが求めていたのは、いわゆる「いかにも高級」なジュエリーではありませんでした。もちろん、少しは「すごい」と言われたい気持ちもある。でも、ゴテゴテしすぎるのは美しくない。高級感を全面に出しすぎると、日常で使いにくくなってしまう。
「日常で使いたいんです。」
この言葉が、Tさんのジュエリー選びをよく表していました。大粒だけれど、日常から切り離されないこと。華やかだけれど、自分のファッションに馴染むこと。特別だけれど、しまい込まないこと。その絶妙なバランスを探していたのだと思います。

ジュエリーへの価値観
◆ファッションはシンプルに
普段のファッションについてお伺いすると、
「ワイドパンツが多いかもしれないです。」
と教えてくださいました。
トップスはシンプルなシャツなど。全体としては、あまり装飾の強い服よりも、シンプルなスタイルが多いそうです。その理由も、ジュエリーとのバランスにあります。
「ダイヤをつける時に、ファッションデザインに特徴がありすぎると、トゥーマッチになるかなと思うので。」
服で主張しすぎるのではなく、ジュエリーが映えるように整える。だから、シンプルな服が好き。Tさんのスタイルには、そういう引き算の美学がありました。

◆ 今は「泉ピン子さん」を意識している
ジュエリーはどんな存在ですか。そうお伺いした時、Tさんから出てきた名前が印象的でした。
「泉ピン子さんを少し意識していました。(笑)」
少し意外で、でも聞けば聞くほど納得する答えでした。昔は、大粒のダイヤモンドを着けている人に、ある種のステータス感があった。成功した女性。ただ年齢を重ねるうちに、自信のある女性、一生懸命働いてきた女性。そういう強さを感じる存在や女性像への憧れが芽生えてきました。
実際、ご親族にもそのイメージに近い方がいらっしゃったそうです。ご家族で集まるときにゴールドのジュエリーが華やかに揺れている。
「それを見て育ってるから、ちょっと憧れがあったんです。」
大きなジュエリーは、ただ派手なものではありません。自分で選び、自分で生きてきた女性の象徴。Tさんにとっての10カラットは、そういう強さへの憧れともつながっていました。
◆職業柄のジュエリーへのこだわり
Tさんは歯科の道へ進まれたそうです。だから、鋳造や爪留め、ベゼル留めなどの細かな作りについても、自然と興味が向くと話されていました。
ジュエリーの話をしていると、Tさんはデザインだけでなく、構造や仕上げについてもとても詳しく見ていらっしゃいました。
「爪の部分が甘い感じだった。」
「シンメトリー感が少し気になった。」
「ベゼルで留めてほしい。」
そうした言葉が自然に出てくるのは、単なるジュエリー好きというよりも、職業柄もあり、細部を見る目を持っているからだと感じました。
◆大粒をはじめとするジュエリーへの興味
Tさんのジュエリー好きは、お母様から受け継がれたものでもあります。
「ジュエリーが素敵っていう経験をしないと分からないのかもしれない。」
Tさん自身も、20代半ばくらいまではジュエリーにほとんど興味がなかったそうです。きっかけは、お母様から譲られたジュエリー。実際に身につけてみた。すると、気分が上がった。そこからジュエリーの魅力にハマっていったそうです。
最初から大粒でなくてもいい。小粒からでもいい。ジュエリーを身につける楽しさを知ることで、少しずつ好きになっていく。
お母様から譲られたジュエリーをきっかけに、身につける楽しさを知った。そして今度は、Tさんご自身が娘さんへ、少しずつジュエリーを渡していきたいと考えているそうです。
小粒のものからでいい。まずは、ジュエリーを身につけると気分が上がるという体験を知ると興味がわきます。お姉様へピアスをプレゼントすることもある。家族の中で、ジュエリーが少しずつ循環していく。それは、資産として保管するという意味ではありません。身につけて、楽しんで、誰かへ渡っていく。Tさんのお話には、ジュエリーの本来の豊かさがありました。
◆ ネックレスより、リングが好きな理由
Tさんは、リングが特に好きだと話してくださいました。以前、ハイブランドのネックレスを購入したことがあったそうです。
「これは個人的な経験なのですが、朝つけて出かけたはずなのに、夜帰ったらなくなっていた事がありまして・・」
それ以来、「リングだと手元に確認できるから。」とリングを優先しているうちに、手元で見るたびに気分が上がることに気づき、より好きになったそうです。
「ネックレスも好きなのですが、自分からは見えないので、より楽しむならリングになりました。」
Tさんにとってリングは、ただ装飾するものではなく、自分自身が楽しめるジュエリーなのだと思います。

◆ 婚約指輪をしまっておくのは、もったいない
Tさんは、婚約指輪が使われずにしまわれていることにも、少しもったいなさを感じていました。せっかく贈られたのに、日常ではなかなか着けない。最近では、婚約指輪ではなく時計を選ぶ人もいる。それも一つの選択肢です。
でも、Tさんはもっとジュエリーを日常で楽しめるはずだと考えています。大粒のリングでなくてもいい。1カラット、2カラットくらいのリングをさらっと着ける。エタニティリングを重ねづけする。その日の気分に合わせて変える。そういう楽しみ方が、日本でももっと広がっていいのではないか。Tさんのお話には、ジュエリー文化そのものへの提案がありました。
商品情報
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商品名 |
フルオーダーメイド |
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カラット |
10.13カラット |
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シェイプ |
アッシャーカット |
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素材 |
K18 |
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カスタマイズ内容 |
フルデザイン |
Tさん、この度は貴重なお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。